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2026年06月30日

アロマの源流をたずねて 〜植物は1人では生きていない〜

植物と暮らし

フェールマヴィ
AEAJ30周年という節目をきっかけに、
21年前の会報誌を読み返しながら、
アロマテラピーの源流をたどる
シリーズを書いてきました。


 

・シュタイナー農法。
・ヒポクラテスの自然治癒力。
・そして芳香植物療法。

 

それぞれ異なるテーマでしたが、
読み進めるうちに、
一つの共通点が見えてきました。


それは、「関係性」という視点です。



植物は、一人では生きていない


植物は、種をまけば
育つわけではありません。


土があり、
水があり、
光があり、
風が吹き、


土の中には、小さな生物や
目に見えない微生物がいます。


そうした多くの存在との関わりの中で、
一つの植物は育っていきます。


今回の記事のあとがきには、


植物だけでも、人間だけでもなく、
土壌や微生物まで含めて
考えることの大切さが書かれていました。


そこが、とても印象に残りました。



私たちも同じなのかもしれない


忙しい日が続くと、
「疲れが取れない。」
「気持ちが落ち着かない。」
「もっと整えなくては。」


そんなふうに、
自分の心や体だけを
見つめてしまうことがあります。


もちろん、自分の状態に
気づくことは大切です。


でも、眠りはどうだろう。
食事はどうだろう。
季節は変わっていないだろうか。


植物に触れる時間は
あっただろうか。


誰かとゆっくり話をしただろうか。
そう考えていくと、


私たちもまた、自分だけで
成り立っているわけではないことに気づきます。


暮らしとの関係。
自然との関係。
人との関係。


そうしたつながりの中で、
心も体も少しずつ影響を受けています。



アロマテラピーが教えてくれたこと


私はアロマテラピーを
学び始めて21年になります。


最初は、精油の作用や
植物化学に夢中でした。


もちろん、その学びは
今でもとても大切です。


けれど21年続けてきて思うのは、
植物が教えてくれたのは、
成分だけではなかったということです。


植物は、
季節を教えてくれます。
待つことを教えてくれます。
循環することを教えてくれます。


 

そして、
「一人では生きていない」
という、ごく当たり前で
大切なことも教えてくれます。



アロマの源流をたどって


今回、21年前の会報誌を読み返して、
新しい知識を得たというより、


忘れかけていた視点を
思い出したような気がしています。


アロマテラピーの源流には、
香りを利用する技術だけではなく、


植物と人との関係を
見つめる視点がありました。


そして、その先には、
植物、動物、土壌、微生物、
そして人間。


すべてがつながり合って
生きているという自然観があります。



”植物は一人では生きていない。”

その言葉は、
私たち人間にも、
そのまま返ってくる
言葉なのかもしれません。


 

そんなことを感じながら、
今回の連載を終えたいと思います。




参考文献


AEAJ30年という節目にあたり、
私自身がアロマテラピーの世界に入った
21年前のAEAJ会報誌を読み返しています。

この記事は、そこに掲載されていた大槻真一郎先生の
連載記事を参考に、私自身が感じたことや
考えたことをまとめたものです。

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