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2026年06月14日

経験することから、学びは始まる 植物・香り・石けんを、暮らしの中で学ぶということ

【アトリエのこだわり】

経験することから学びは始まる

先日、noteに
「知っていることと、経験したことのあいだ」
という文章を書きました。


テレビ番組
『ヤマザキマリ×歴史ミステリー
天正遣欧少年使節 世界を見た若者たち』
を見て感じたことを、
植物の学びや日常の経験と重ねて書いたものです。


その後あらためて、
これはフェールマヴィで大切にしている
学びの姿勢そのものだと感じました。


知識として知ること。
実際に経験すること。
そして、それを自分の暮らしの中で活かしていくこと。


この記事では、
フェールマヴィが大切にしている
「経験する学び」について、
少し整理してみたいと思います。



テレビ番組を見て、心に残ったこと


『ヤマザキマリ×歴史ミステリー
天正遣欧少年使節 世界を見た若者たち』は、
16世紀に長崎からヨーロッパへ渡った
4人の少年たちをたどる番組でした。


伊東マンショ、
千々石ミゲル、
原マルチノ、
中浦ジュリアン。


まだ十代だった少年たちが、
日本を離れ、
長い航海を経て、
まったく違う文化、建築、音楽、宗教、
人々の暮らしに触れていく。


番組を見ながら、
それは本で知ることとはまったく違う、
身体ごとの経験だったのだろうと思いました。


見たことのない街並み。


聞いたことのない音。


祈りの場の空気。


異国の人々のまなざし。


それらに触れることで、
自分が知っていた世界そのものが
大きく揺さぶられていったのではないか。


そんなことを想像しました。


その中で、ヤマザキマリさんが
このような意味のことをお話しされていました。


経験することは、
人間を人間たらしめること。


けれど今の世の中では、
それを端折ってしまうことが多い。


答えを本の中や、
ネットの中で探して、
それでよしとされてしまう。


正確な言葉そのものではないかもしれませんが、
私はそのような意味として受け取りました。


その言葉が、
とても心に残りました。



知識を得ることと、経験すること


今は、
知りたいことがあれば、
すぐに調べることができます。


本の中にも、
ネットの中にも、
たくさんの情報があります。


植物の名前。
精油の成分。
ハーブの使い方。
石けんのレシピ。
香りのブレンド例。


調べれば、
答えらしきものはすぐに見つかります。


それはとても便利で、
私たちの学びを助けてくれるものです。


けれど、
知識として知っていることと、
自分で経験したことは、
同じではありません。


ラベンダーの成分を知ること。


ラベンダーの香りを実際に嗅ぎ、
その日の自分の呼吸が少し深くなるのを感じること。


カモミールの特徴を学ぶこと。


カモミールに触れ、
お湯を注ぎ、
香りや色の変化を見ながら、
自分や家族の暮らしの中で使ってみること。


そのあいだには、
大きな違いがあります。



植物の学びは、暮らしの中で深まっていく


フェールマヴィでは、
アロマテラピー、ハーブ、植物療法、手作り石けん、
ボタニカルライフの学びを通して、
知識と経験をつなぐことを大切にしています。


精油の成分や作用を学ぶこと。


植物油やハーブの特徴を知ること。


石けん作りのしくみを理解すること。


それらは、
安全に、そして豊かに
植物を暮らしへ取り入れるための

大切な土台です。


けれど、
知識だけでは、
その人の暮らしにはまだ届きません。


実際に香りを嗅いでみる。


植物に触れてみる。


ハーブティーを飲んでみる。


石けんを作って、
使い心地を確かめてみる。


季節や体調によって、
感じ方が変わることに気づく。


そうした経験の中で、
知識は少しずつ
自分の暮らしと結びついていきます。



自分の感覚を見つめること


同じ香りでも、
心地よい日もあれば、
少し重たく感じる日もあります。


同じハーブでも、
ある季節にはぴったりくるのに、
別の季節には
あまり手が伸びないこともあります。


同じ石けんでも、
肌の状態や季節によって、
感じ方が変わることがあります。


それは、
知識が間違っている
ということではありません。


私たちの体や心、暮らしは、
いつも同じではないからです。


だからこそ、
植物の学びには、
自分の感覚を見つめる時間が
必要なのだと思います。


今日の私には、
どんな香りが心地よいのか。


この季節の私の肌は、
何を求めているのか。


この植物に触れたとき、
なぜこんな気持ちになるのか。


そうやって、
自分の暮らしの中で
感じてみること。


小さく試してみること。


うまくいかなかったことも、
次の気づきにしていくこと。


その積み重ねが、
植物の学びを
自分のものにしてくれるのだと思います。



レシピやデザインの先にあるもの


手作り石けんを学ぶときも、
最初に惹かれるのは、
レシピやデザインかもしれません。


この模様はどうやって出すのだろう。


この色は何でつけているのだろう。


こんな石けんを
自分の手で作れたらうれしい。


そのときめきは、
とても大切な入口です。


けれど、
作っていくうちに、
模様はただの模様ではなくなります。


色は、ただの色ではなくなります。


そこに、
季節の記憶や、
使う人へのまなざしや、
今の自分の気持ちが
少しずつ重なっていきます。


その重なりが、
経験になっていきます。


そして、
経験したことを自分の言葉にしていくことで、
学びは暮らしの中に残っていきます。



フェールマヴィが大切にしていること


フェールマヴィが大切にしているのは、
植物を知識として学ぶことだけではありません。


植物を通して、
自分の暮らしを見つめること。


香りや植物の力を、
自分や身近な人のQOLにつなげること。


学んだことを、
日常の中で使える言葉や行動にしていくこと。


そのような学びを大切にしています。


知識は、
私たちを助けてくれます。


でも、
経験は、
私たちを育ててくれます。


本やネットの中にあることも
本当にそうなのか?


自分の手で触れ、
香りを感じ、
暮らしの中で試してみる。


その経験の中に、
植物の学びの
おもしろさがあります。


そしてそこに、
自分らしい暮らしや、
自分らしい活動の種が
少しずつ育っていくのだと思います。


 

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