QOLスクール&Labo
フェールマヴィ

アロマテラピーを勉強している中で
精油には抗ウイルス作用があると
言われているものがあり

 

私たちはそれを
セルフケアのクラフト作りなどで
精油のチョイスで利用したりしますが

 

一言でウイルスと言っても
DNAウイルスなのかRNAウイルスなのか

 


 

また１本鎖DNAウイルス、２本鎖DNAウイルス
１本鎖RNAウイルス、２本鎖RNAウイルス
（ー）１本鎖RNAウイルス、
（＋）１本鎖RNAウイルス

 

ひいては直鎖型か環型か
エンベロープを有するのか否か
種類が異なるので

 

どの精油がどのタイプに有効なのか
また同じタイプでも
有効性がどうなのか

 

研究データがあるのかどうか。
ある場合は、一次情報ないし
信頼のおける二次情報を
とることが必要になります。

 

（ー）１本鎖RNAウイルスには
インフルエンザウイルスがあり
（＋）１本鎖RNAウイルスには
ポリオや風疹、


 

２本鎖RNAウイルスには
ロタウイルス

 

２本鎖直鎖型DNAウイルスには
ヘルペスなど

 

こんな風にウイルスと
一言で言っても
構造が全く違うわけです。

 

（参考文献：
①抗菌アロマテラピーへの招待
　井上重治、阿部茂著
　フレグランスジャーナル社
②日本医学会　医学用語辞典）

 

（①のp 14に
”エンベロープをもつ
ウイルスは通常の殺菌剤や
逆性石けん、精油でその感染力が
失われやすいと言われています。”
という記載がありました。
Cfとしては、aromatopia98:2-5
インフルエンザ感染とアロマセラピー
安倍茂


インフルエンザやヘルペスに関しての
研究データがありますが


精油の使用方法が異なること
また精油は雑貨であるために
私たちは精油を薬と誤解されるような
標榜をして販売と結びつけることができません。

アロマテラピーの学術現場では、
ホームケアとしての精油選びに生かすことができるので
それを伝えることは役目であると思っています。）



 

AEAJ（（公社）日本アロマ環境協会）より▼

”新型コロナウイルスに対する
精油の有用性は、
2020年4月22日現在
確認されていない

 

新型コロナウイルス予防効果を
標榜してアロマ関連事業を行うと
（商品販売、アロマクラフト作り講座など）

 

景品表示法、健康増進法の観点より
消費者庁より指導を受ける可能性があります。
（事実その報告がありました。）

 

誤った発信や使用法がないか
今一度、心にとめながら

 

アロマテラピーの素晴らしい力を
広めていきたいですね。

 

（学術上の精油の効能・効果は
研究データのあるものがたくさんあります。

おそらくこのコロナウイルスも
検証すれば何らかの精油の
有効性がある可能性も
出てくるのではないかと
個人的には思っています。

 

「予防ができる」というためには
どれくらいの予防効果があるかを
あらゆる条件の定量的なデータが
必要です。

 

 

in vitro（試験管内）と in vivo（生体内）での
抗菌活性は必ずしも比例しないことなど
わかっています。


これら専門家が取り組まれて
いることで

 

今後、様々なことが
明らかになっていくに違いありません。

 

大事なことは
私たちはケーススタディとして
精油選びの参考にしながら
ホームケアに取り入れ
使いこなしていく。

だからきちんと学ぶ
勉強が必要になるのですね。）

 



月曜日は、アロマテラピーアドバイザー認定講習会を
オンラインにて開催しました。

 

（アロマテラピー資格講座の
一部が7月末までの暫定措置で
オンライン受講が可能となっています。）

 



自分が理解しているレベルから
人に伝えることができるレベルに
なることが目的。

 

「人に伝える」とは、
自らの姿勢がみられることでもあるので
背筋が伸びる思い。
いつも忘れてはいけないと思っています。



（フェールマヴィLaboの
胡蝶蘭は元気に咲いています。）

 

受講生から
メールをいただきました。
ご紹介させてください。

 

「改めて今日はお時間を作っていただき
ありがとうございました．

忘れていた部分も含めて
自分の中でまとまってきました．

また精油の香りの癒しを
多くの人に知って欲しいと思う
気持ちでいっぱいです．

これからのレッスンに
繋げていきたいと思います．

より深く精油の香りを知って
暮らしに活かしていきたいと思いますので，
これからもどうぞよろしくお願いいたします．」



石けん教室をされていらっしゃる生徒さん
アロマの知識をもっと暮らしに
活かしていきたい、

また教室の皆さんに伝えていきたいとのこと、
そんな同士が増えたことを
とても嬉しく思いました。

ありがとうございました。