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2020年01月31日

植物由来原料セミナーレポート2

【Body&mindメンテナンス】 【セミナー、勉強会】 お知らせ 手作りコスメ・石けん学 植物と暮らし

甘草と甘草抽出物

植物由来原料セミナーレポート


 
 前回のおさらい▼・化粧品における植物エキスの役割
・植物エキスとは?
・抽出と溶媒について
・エキスとジュースの違い
・同じ1つの植物から異なる成分が得られる
→性質を利用して目的の成分が取り出せる
(溶媒による違い、植物の部位別の違い)
(*)溶媒による違いは緑茶で確認
(*)部位別の違いは甘草で説明

 


見直す場合は、1つ前の記事へ。
この記事の末尾にリンクをつけています。



それでは続いていきますね。


*......*......*......*......*

植物エキス、植物エキスと
よく聞きますし、
この記事の内容のテーマでもあるわけですが


 

そもそも植物そのもの自体と
エキスって違いがあるのでしょうか。


 

そんな素朴な疑問が
湧いてくるかもしれませんね、


 

自家製柚子

柚子好きなので、何度も登場していますが、
柚子を例に説明すると


 


柚子というそのものが
様々な成分の集合体です。


 

その中の取り出した成分の
集合体がエキスです。


 

柚子のチンキバー             


柚子チンキバー

前記事でも例に出した
柚子の部位別ティンクチャー
いわゆる柚子酒ですが、
部位別に抽出しています。


 

この抽出物(エキス)は
取り出した成分の集合体です。


 

なんとなく
イメージができれば
よいと思います。


 

それではそんな植物エキスを使った
化粧品や食品の機能性・有効性は
どのように評価されるのでしょうか。

 
【機能性、有効性】とは?
抗酸化作用
抗老化作用
抗炎症、抗アレルギー作用
美白作用
育毛作用
消臭作用
皮膚における有効性

この評価があってこそ
配合する意味が出てくるわけですよね。

 

私たちがよく口にする
「根拠のない自信」(笑)
とは違います。
(あっ、それ言うの私かしら^^)

 

科学的根拠(エビデンス)
があるからこその
有効成分です。

 

丸善製薬さんは化粧品・食品向け評価を
約200種類行っているそうです。

 

スライドの
写真撮影と掲載許可をいただいているので

 

植物エキスを使った
機能性・有効性の評価とは
どんなものかをご覧ください。

 

コラーゲンの見える化

化粧品の機能性・有効性の評価法

化粧品の機能性・有効性の評価

 

ここまで植物由来成分、植物エキスについての
話でしたがよくある質問に


 

「合成由来成分と比較した場合
植物由来成分が特に優れている点は何か」


 

ということがあります。
1番聞きたいところかもしれません。

 

こんな風に説明がありました。

 
□合成由来成分と植物由来成分の違い

薬などの合成由来成分は、
不調に対して効果を発揮するもの
それに対して植物由来成分は、
不調の周りの原因に効果を緩やかに及ぼすもの

 

また植物由来原料は、
マーケティングや差別化に必須とのこと。


 

今度は、商品設計や販売側の
マーケティングという視点で
話を進めます。

(いつか自分ブランドの化粧品を
という方にはこの視点も必要ですよね)

配合する植物エキスで変わる商品イメージ

【配合する植物エキスで変わる商品イメージ】


配合する植物エキスによって
フレッシュで明るい感じだったり、
華やかな感じを醸し出したり、
和のイメージになったりするので

 

パッケージのデザインにも
影響を与えるものです。

 

日本酒のお月見石けん

この写真は、恋する石けん®︎卒業発表会で
生徒さんが作られた石けんですが、

 

夏の月夜に日本酒を片手に
お風呂に入ろうと思われたこと

 

日本酒を配合した石けんの
使い心地が好みであること

 

米油の泡のもっちりした感じなどを
踏まえて

 

配合原料に、日本酒や米油が
使われています。

 

(石けんは、肌改善するものでは
ないですが、肌そのものを労わりながら
汚れを落とすもの。

洗い上がりの肌の感じや
泡立ちなどで好みが別れます。)

 

この石けんは商品ではないので、
パッケージとは呼ばずに
あえてラッピングと呼びますが、

 

仲間とシェアするための
ラッピングにも
その方の恋する石けんの
コンセプトと配合原料から
イメージする「和」が表現されていて
香りともつながっています。

 

ブランドイメージとは
こういうことなんだと思います。


 

化粧品における植物エキスの役割を
まとめると



1▼⚫️肌悩みに複合的に働きかける
⚫️ブランドイメージに必須

2▼植物由来原料は、
マーケティングや差別化に必須である。


 

 

配合率わずか数%に
何を持ってくるか。

ここに研究のしがいが
あるのですね。

 

次回は、最終章
最新の皮膚科学理論に基づいた
植物エキスの新たなアプローチ
注目の美容原料について
教えていただいたことをお伝えします。

植物由来原料セミナーレポート1



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