QOLスクール&Labo
フェールマヴィ

恋する石けんインストラクターと共に
宿題にしていた丹沢ヒノキの石けん。

 



この様子をご覧になっていて、
是非、このヒノキを使った石けんを
作ってみたい・・・と申し出られた方が
いらっしゃいました。

 


 



原料のヒノキを
抽出法を変えて２種類の処方で
作ってくださいました。

 



1.メインオイルにオリーブ油を使い、
ヒノキ成分抽出に冷浸法とLLi抽出法を
組み合わせたもの。

 

ラードとパーム油で硬さと
溶け崩れを防ぎ、
ラードのもつ独特の肌馴染みを
処方におこされています。

 

2.もう１つは、
同じくメインオイルはオリーブ油ですが
温浸法で、パームフリー処方になっています。

 

 




LLi抽出と冷浸法を組み合わせたものは、
もう片方に比べるとグリーンが濃いですが

 

ヒノキの枝葉のハーバルウッディー感のある香りは
温浸法で抽出したものの方が強く感じます。

 




泡立ちや泡の持続性は、
パーム油が入っているものの方が
優位性がありましたが、

 

これはあくまでも
”２つを比べると・・・”
なので

 

どちらもさほどの違いは
ありません。

 

よく泡立ち、クリーミーで
気持ちの良い使い心地でした。

 

泡だてていると
ほんのりかおっていたヒノキが
後から後から出てくるようで、

 

このヒノキを取りに行った山で
受けた気持ちを
思い出しました。

 

「森に還る」

そんな気持ちです。

 

いつも私が登るような
登山道ではなく、

 

林業道路に入って
伐採現場での山の中で。

 

 

日本全国でみると合法伐採をしている
ところの７０％は、切りっぱなし放置。
（伐採後に植栽をしていない）

 

秦野市では、木材を切った後に
必ず植栽をし、

 

伐採後のケアまでトータル的に
手入れをしている森林。

 

こういう森林は、
全国でたったの３０％しかないという事実。
（２回同じ現場で取材してきました。）

 

「丹沢ひのき」は、
持続可能な森林を目指して
手入れをされた山の木材で

 

今回、作っていただいた石けんの原料は
この枝葉の部分。

 

興味を持ってくださって
うれしかったです。

 

石けんを使わせていただきまして
ありがとうございました。

 

_____________________

教室に来られる方の
恋する石けんやライフオーガニスタ受講後の
フィードバックに

「今までなんの興味もなく、
目に入ってくることもなかった
道端の雑草さえも
可愛く思えるようになった。」

というのがありますが


 

これはこんな風に気持ちが動いて
いくようです。

最初から植物を育ったり、
興味関心があった方は
根底にあるお気持ち、

 

ですが、アロマやハーブ、石けんから
植物を勉強するようになった私や
このフィードバックをくださった生徒さんは

 

最初からこの思いや気持ちが
あったわけではなく、

 

 

だからといって
みんなそうでしょうと
押し付けるのではなく、

 

こういう発信を通して
関心を持つ人が増えれば
まずはそれが１つのゴール。

 

環境だの森林保全だの
普通の生活者にとって
身近に感じにくいことで
興味・関心につながらないことが多いですが

 

「自分ごと」につながる
身近なことには関心がいくもの。

 

植物を使った暮らし
楽しい、嬉しいから始まる
延長上に環境・森林保全が
点のように遠くてもあればと思い、

 

時折このような取り組みと発信をしています。
今の自分にできることから。

【恋する石けんStory】神奈川県産ヒノキ間伐枝葉利用



____________________________

レッスン情報（予告と募集）は
教室Lineまたは、メルマガで
お知らせしています。