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2014年07月07日

【界面活性剤について考える】石けんは界面活性剤!!

手作りコスメ・石けん学

りな石けん
小学校3年生の時の娘の手です。

 

あ~、懐かしい♡
今は、私より手も、身長も体重も、足の大きさも
ビッガー、ラージャー、トーラーになっちゃって
この写真も我が家では、お宝化のひとつになってきました(笑)

 

さて、私たち、手作り石けんラバーズや
アロマ&ハーブに興味のある人って
「界面活性剤」を理由もなく「悪しきもの」に
しているってことはありませんか?

 

ここでは、
” 理由もなく ” というのが ミソ です。

 

みんなが
「肌にとってよくないもの」、
「肌に刺激があるもの」 って
言っているから、なんとなくそうなのかなと思う。

 

だとしたら、それは
”自分の選択”?


 

「それでいいんだ」 と
納得があるなら
それも「選択」と言えるけれど


 

「みんなが言っているから」
「何かにかいてあったから」

 だけだとしたら・・・。 
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ここで、「界面活性剤」を少しひもといていきましょう。

 

 まず、石けん作りをされている方なら、
石けんは、界面活性剤 ということは言わずもがな。

 

混じりあわないはずの水と油を
混ぜるはたらきを利用して、

汚れを水の中に取り込んで 汚れを落とすもの。

 

そして、界面活性剤がなければ、
洗浄効果を与えることができないし、
乳液やクリームなど乳化物(エマルジョン)を
つくることができません。


 

有益な成分(保湿・美白など)を
化粧品ベースに溶かし込むことも困難になります。

 

化粧品が化粧品であるために
ある程度必要なもの。

 

界面活性剤不使用を謳っている商品も
全成分をじっくり見てみると、


 

実際には界面活性剤様成分を
使っていることに気が付くことも多いです。

 

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 界面活性剤の種類はいろいろで
食品にも入っています。

 

大きく分けて、「イオン性界面活性剤」
「ノニオン(非イオン性)界面活性剤」
の2つ。

 

これは、水に溶けた時、
イオンに解離するかしないかの2分類。
その他、卵黄や大豆に含まれる
天然界面活性成分があります。


 

そして、イオンに解離するものは、
「イオン性界面活性剤」といい、


 

「アニオン(陰イオン)界面活性剤」
「カチオン(陽イオン)界面活性剤」
「両性界面活性剤」
に分けられます。

 

石けんは
【アニオン(陰イオン)界面活性剤】です。

 

つまり、水に溶けた時、親油基の部分が
陰イオンに解離するもののこと。

 

*洗浄力 強い。
*泡立ち 良い。
*殺菌力 弱い。
*皮膚刺激性 弱い。

 

反対に
【カチオン(陽イオン性)界面活性剤】 は、
水に溶かしたとき、親油基の部分が
プラスに解離する界面活性剤のこと。

 

*殺菌力 強い。
*皮膚刺激性 やや強い。
*吸着力が強い。(毛髪)
*帯電防止効果。

 

石けんとは、逆の電荷をもつことから、
逆性石けんとよばれるものがあります。

 

【両性界面活性剤】

水に溶かしたとき、pHによって
親油基の部分がプラスに帯電したり、
マイナスに帯電したりする界面活性剤。

 

*洗浄力強い。
*殺菌作用 強い。
*柔軟効果、皮膜形成効果(特に毛髪)
*刺激性 ほとんどなし。

 

【非イオン性(ノニオン)界面活性剤】

水に溶かしたとき、イオンに解離しないもの。
*化学的に安定
*乳化・分散・浸透作用
*刺激性 弱い。

 

*******************************
まとめると・・・

【肌への刺激】
イオン性界面活性剤 > 非イオン性界面活性剤

陽イオン性(カチオン)界面活性剤 > 陰イオン性(アニオン)界面活性剤
両性界面活性剤は、ほとんど刺激性は無し。

(イオン性界面活性剤の中でも、アミノ酸系の場合、
刺激がほとんどないものもある。)

*************************

化粧品中の界面活性剤の使用量は、
基本的には、【洗浄】目的以外、
そんなに多く配合はしていないはず。

 

ですので、界面活性剤が入っているかいないか
ということを気にするよりも、
何が使われているか・・・ということを知ることに
シフトしてみてもいいですね。

 

 

界面活性剤に限らず
何かをお肌につけるということは、
 負担はゼロではないですから、
どこで線引きするかは、
何を1番大切に考えているかということでしょうか。

 

化粧品の美容成分を肌に浸透させたいのであれば
界面活性剤の種類と自分の肌との相性を知る。

 

絶対、使いたくないのであれば
「手作りする」という選択肢が出てくるかもしれませんが、
それでも、水系と油系を混ぜるものであれば
乳化剤が必要になってきます。

 

手作りコスメの材料に植物性乳化剤がありますが、
植物系とありながら実は、石油系合成物!!

 

親油基の部分のみが植物性
親水基の部分は、石油由来。

 

さぁ、化粧品、何をどう選びましょうか?
手作りでは、どんな材料を使いましょう?

 

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