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2020年07月28日

クマコケモモ(ウワウルシ)と玉蓉散石けん

【News】 【アトリエ(自宅サロン含む)のひとこま】 【恋する石けん®Story】

クマコケモモと玉蓉散の石けん

クマコケモモと玉蓉散の石けん作り
レッスンをオンラインと対面と
双方向で開催しました。


 

 


【クマコケモモ(ウワウルシ)】
学名:Arctostaphylos uva-urusi
英名:Bearberry
科名:ツツジ科
使用部位:葉部

 

含有成分:ヒドロキノン誘導体6%(アルブチン、メチルアルブチン)
     タンニン15〜20%
     フラボノイド配糖体(ヒペロシドなど)

参照 
東京堂出版 林真一郎編メディカルハーブの辞典(→★★


 

クマコケモモの葉部に含まれている
「アルブチン」という成分が
美白成分として有名です。

 

アルブチンは、
水溶性の成分ですが、
通常の温浸剤(ハーブティーのように
お湯で抽出すること)では抽出できず

 

家庭では15分から30分煮沸して
抽出させます。

 

ラボでは、1,3-ブチレングリコールまたは
50%エタノール抽出物(ウワウルシ葉抽出物のチロシナーゼ活性阻害
およびメラニン産生抑制検証 第一三共 フレグランスジャーナル参照)
を使って化粧水作りをしています。

 

石けんは洗い流すものなので
このアルブチンではなく、
ローズマリーに含有していることでも
有名なウルソール酸に
着目。
(抗しわ)


 

石けん作りは
過剰油脂に何を残すか・・・

ここに夢と希望をもった
手作りならではのお楽しみです。

 

ウワウルシをエタノール抽出、
その後、オイルに混ぜ
最後にエタノールを減圧蒸留して
エタノール除去して最終オイルが完成。

和漢石けん材料

 

そのベースオイルに
玉蓉散を使った石けん作りです。


玉蓉散とは?▼美白やくすみによいとされる生薬がブレンドされた
粉状のもの。お店によって処方が異なります。

清朝時代の医学書「女科切要」に、
玉蓉散は「女性の生気が無い顔色を専門に治療し、
顔色を白く潤沢にする」と記載されている。

恋する石けんレッスン風景

ラボで受講の生徒さんと
zoomでつながった生徒さん。




双方向に会話もできて

楽しいものです。
(ただ通信状況に依存するので
そこがいつも緊張)




クマコケモモと玉蓉散の石けん


この玉蓉散を使った石けんは、
「節分の石けん」でも使いましたが
配合を少し減らしてご紹介しています。



クマコケモモと玉蓉散の石けん

玉蓉散の香りそのものが
強いですが、ヒノキの芯材と枝葉の精油、
トップノートの柑橘と花の香りを加えて
オリエンタルなイメージの香り。



それぞれ皆さんのブレンドが
想像力を掻き立てられ、
また石けんの熟成と共に
変化する調べが興味深いです。



ご参加ありがとうございました!!


玉蓉散を使った石けん↓

【恋する石けんStory】節分の石鹸



 
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