BLOGブログ

2020年04月08日

脳を見方につけるということ

【Body&mindメンテナンス】

恋する石けん

「脳を見方につける」という
丸の内キャリア塾の基調講演を聴いて
(2009年2月18日に書いた記事のリライトです)

眠いから寝るのではなく、
布団に入るから“眠い”と脳が判断して、
眠りへと導かれる。


……そんなお話を、
以前「丸の内キャリア塾」の講演で
聞いたのを思い出しました。


私たちの脳は、身体の動きや姿勢を見て、
「そう感じているんだね」と
判断しているそうなんです。






たとえば、掃除。


やりたくなくて、
気乗りしなかったのに……



とりあえず動いてみたら、
あっという間に夢中になって
気づけば部屋がピカピカに✨


そんな経験、ありませんか?


実はこれ、「やる気」という
感情が先にあるのではなく、



“やってみた”という行動が先にあって、
脳が「やる気スイッチが入った」と判断する。



このとき活性化しているのが、
脳の“淡蒼球(たんそうきゅう)”
という部位だそうです。






さらに興味深いのは、
その淡蒼球を働かせているのが
線条体(せんじょうたい)」という部位で、
ここはなんと、“直感”を生む場所なのだとか。


私たちが「ピン!」と何かを感じ取る、
あの一瞬の“直感”。


それは実は、線条体のなかにある
繰り返しの経験と記憶から
生まれているというのです。






線条体は、こんな働きをしています:





  1. 無意識・自動的・正確
    たとえば、目の前のコップを、
    何も考えずにサッと持ち上げる。

    指先から肩の筋肉まで、
    見えないチームプレーで動いている。

    この“チームリーダー”が、線条体。




  2. 訓練により育つ
    コップを持ち上げられるのは、
    何度も繰り返してきたから。

    同じように、直感も繰り返しの中で育っていく。




つまり、直感って“育てられる”んですね🌱






ライフオーガニスタレッスンや
アロマテラピー資格対応講座で
お伝えしている
「解剖生理学」も、



ただ知識を学ぶだけでなく、
実際に手を動かし、香りに触れ、
感じながら学ぶことが大切だと思うのです。


そうすることで、
知識は“腑に落ちる”感覚になり、
それが私たちの「身体の記憶」になっていく。


そしていつか、
「あ、今はこの香りが必要」と
直感的に手がのびるようになる──


それが線条体の働きであり、
生涯を通して発達させていける
“直感力”なんですね。


恋する石けん






生きることは、感じること。
そして、繰り返すこと。


もしもその“繰り返し”が、
自分の好きなことだったら──


きっと、それは
人生をしなやかに、
健やかに導いてくれる道しるべ。


好きなことを続けることが、
心と身体、そして脳までも育てていく。


植物や香りと暮らすことも、
そんな“直感力”を育てる
営みなのかもしれません🌿


 

 
まとめ・やる気やモチベーションは、
淡蒼球 という部位が活発化すると
やる気が出る。

 

・その 淡蒼球(たんそうきゅう)を
活発化させるのが
線条体という部位。

(ここは「直感」 を生む働きがある)

 

・「直感」「ひらめき」 は、
よく混同される言葉ですが、
脳科学的に見ればまったく別のもの


 

「直感」をつかさどるのは、
線条体


 

従来の脳科学では、線条体の役割を
「方法の記憶」


(歩き方、自転車の乗り方、ピアノの弾き方・・・)を
保存すること。


 

「なぜ身体にかかわる記憶を保存する部位が、
直感 を生み出すのか」


東大の池谷先生は
とても不思議に思われたそう。


 

体にかかわる記憶と直感には、
共通する二つの特徴に
気づき、
納得されるようになったのだとか。


フェールマヴィ

その特徴とは・・・

 

 
1.無意識かつ自動的かつ
正確であること



例)
目の前にある水の入ったコップを
「無意識かつ自動的かつ正確」に
持ち上げることができる。


      ↓

これは、指先から肩に至る数えきれない筋肉が
しかるべきタイミングで
しかるべき動きをとらなければ成立しない行為。

      ↓

そこには緻密な計算があり、
それを行っているのが線条体


      ↓

同様に「直感」も、
無意識的・自動的に生じるもの。
しかも多くの場合、的を射ている。


 

 

 
2.繰り返しの訓練によって
身につくということ



生まれたばかりの子供は、
水の入ったコップを持つことはできない。


      ↓

ものをつかんだり、バランスをとったりする
訓練を繰り返すことで、
いずれごく普通にコップを
持つことができるようになる。


      ↓

同様に「直感力」も
訓練によって身につく。



恋する石けん

最後に、私たちにとって、
より本質的なのは
実は、ひらめきではなく、
直感だとしめくくっていらっしゃいました。


 

なぜなら、「ひらめき」をつかさどる
大脳皮質は、哺乳類だけがもつ部位で、
進化の歴史からみて非常に新しいからだと。

 

一方、線条体は、非常に古い部位であり、
直感力は、原始の生物にもあったと
考えられているのだとか。  


 
線条体は、脳の他の部位と違って、
成人してからも成長する!!

 

つまり、直感力は、
年齢とともに発達させることが可能。


 

何だかやる気になってきませんか?

 

身体に関わる記憶をためる、
繰り返しの訓練で身に付くことをすること。



これは直感力を鍛えることに
つながるのかもしれません。


 

それが好きなことであれば
繰り返しの訓練は、
苦にならないので


 

生涯長く続けられることがあると
いつもでも若々しく
直感力をフルに生かして
溌剌と過ごすことができそうですね。


 

________________________
Line登録



教室の旬な情報をお届けします。
よろしければお友達追加してくださいね♪

友だち追加






インスタグラム

Follow me (→★★

 

CATEGORY

ARCHIVE

QOLスクール&Labo フェールマヴィ

CONTACT

お問い合わせ

ご予約・お問い合わせはこちら

お問い合わせフォーム

お電話でのお問い合わせはこちら

090-4373-8393

AEAJアロマテラピー資格以外のレッスンはこちら

faire ma vie