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2019年02月23日

【恋する石けんStory】平成最後のスーパームーンを見ながら・・・

∟暮らしの質を高める 【アトリエ(自宅サロン含む)のひとこま】 【丁寧に暮らすこと】 【恋する石けんStory】生徒さんの石けん

満月の石鹸
恋する石けん入門コース~探究コース
卒業時の生徒さんの石鹸。

「満月の石鹸」

2月20日はスーパームーンでしたね。

(月が地球に近づくタイミングで
満月になった場合、通常より大きく
輝いて見えますが、今年の最小満月と比較すると
14%視直径が大きく30%明るく見えると
国立天文台のHPに書かれていました。)

横浜住宅街のスーパームーン

当日は、雨でしたが翌日、ラボからの帰り道、
煌々と輝く月に魅せられ、
足をとめずにはいられませんでした。

この日、あの満月の石鹸のことが
ふと頭に浮かび、使いたいなぁと思ったものです。
(私の手元にはないけれど、ローズクラス、ネロリクラス
ジャスミンクラスの皆さんは手にしていらっしゃいます。)

そうしたら、やはり、同じ事を思って
いらっしゃった方が
何人か「この日にはやはりこの石鹸!」と
思われて、月夜の晩に新しい石鹸をおろしたことを
ご報告してくださいました。



この石鹸の作者は、Tさん。

お父様の介護から看取り
続いてお母様の介護、息子さんのご結婚。

色々なことが1度に重なり、
自分自身がきゅ~っとなっていらっしゃたと
おっしゃいます。

地に足がついていない、
自分がとっちらかっている、

そんなとき、月を見上げる余裕がほしい。
満月は、熟成、達成。
エネルギーがある。

月は、生体リズムや自然のリズム
植物や女性との関わりの深いもの。

月を見上げる余裕があると
何がしたいのか、何が喜びなのか

するするほどけていく時間
キラキラするものを受け取る時間

こういったことを
自然なもので石鹸のビジュアルを通して
作られたとお話くださいました。

そして、この処方おこしから
ビジュアルの表現にいたるまで
ご自分が作った石鹸で、お父様を
見送れたこと、

(看取りのときに、この石鹸で
お父様の全身をきれいに清められたこと)

1番うれしかったそうです。

原材料は、
ハーブのカレンデュラを
マカデミアナッツ油でインフューズドして、
ココアバターでしっかりとした乾燥肌を
しっかり保湿。
輝く月を表現されました。

夜空は、麻炭で。
オリーブ油とごま油そしてヘンプシードバターで
しっとりとさっぱりのバランスをとられています。

石鹸ラッピング(満月の石鹸)

(ラッピングももちろん、手作り)

スーパームーンの夜、
この石鹸を使いました~!
また石鹸を使おうと思っていたのに
お泊まりで、持っていくのを忘れてしまった!と
ご連絡くださった方は、

このお話のことをまた
思い出しながら

クラスメイトの思いを共有したそうです。



それぞれが素晴らしい石鹸。
そこにどんな品評もありません。

卒業発表会でプレゼンテーションしていただくのは
見た目だけでは、はかりしれない、
処方おこしの背景を
皆さんと共有してもらいたいからです。

作って交換して
写真とって終わりではなく

こうしてその後のことを
ご連絡くださって本当にうれしかったです。

もったいなくて使えない、
しばらくは飾っておきたい気持ちも
味わう秘訣

ひとつき飾って眺めて十分満足すること。

そしてその後は、
ついているレシピ、あの日の発表を
思い出しながら使ってください。

記憶も薄れていきます。
旬を逃さないでくださいね。

_______________
月をテーマにした石鹸は、
前の期の卒業生にもありました。



石鹸銘「夏の月夜」
日本酒入り。
月夜を眺め、1杯飲みながらお湯に浸かりたい・・・。

月は、本当に私達女性の
心を惹きつけてやみませんね。

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