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2018年09月10日

タイムの減圧水蒸気蒸留水の色(カプセル蒸留)

【アトリエ(自宅サロン含む)のひとこま】 カプセル蒸留講座(減圧水蒸気蒸留)

タイム,フェンネル,レモングラス

家庭でできる暮らしの減圧水蒸気蒸留法として
カプセル蒸留講座(LSアカデミーライセンス)を
開催しました。

 



実習に使用したハーブが
フレッシュタイム(朝摘みたて)
フレッシュフェンネル(こちらも摘みたて)
レモングラスとひのきはドライにしたもの。
合計4種類。

 



ハーブを水蒸気蒸留して、
精油と芳香成分を含んだ水がとれますが、

 

これまで、実際に自分で蒸留をして、みてきた
精油の色は、透明かカモミールジャーマンに含まれる
カマズレンが水蒸気蒸留されることにより、ブルーになるというもの。

 

今回なんとお初の赤色です!

 



赤い蒸留水
しばらくすると、赤色(タイム精油)が
上部にあがっていきます。

 

タイムは、今回初めての減圧水蒸気蒸留でした。

うちにある常圧の蒸留器(ハリオ、陶器製純引き)で蒸留しても
精油がみられる感じではありません。
(いつも透明な液体がとれていました。)

タイム精油となるタイム種は、ケモタイプの代表的な品種。
(ケモタイプとは、chemo Type(化学種)のことで、 同じタイムという植物でも、
採取する土地や気候などで、含まれる化学成分が大きく違う場合、
ゲラニオールを多く含むもの、リナロールを多く含むものなど
化学組成別にタイプ分けして区別されたもの)

 

タイム精油のこの赤色は、
水蒸気蒸留の過程で鉄分との反応により
赤く着色します。

市販の透明な精油は、
精製して鉄分を取り除いたものです。

 

精油の場合は、フェノール類含量が多いので
使用濃度に注意が必要になってきます。

 

抗酸化作用、防虫作用、抗菌、抗真菌、去痰作用など。
精油を取り除いた蒸留水は、
その抗菌活性から口腔内、咽喉、消化管の殺菌に
湿布やマウスウォッシュ、うがいなどに使用できます。
外用であれば、ニキビ肌に。

 

(参考文献:井上重治著
サイエンスでみるハーブウォーターの世界)

 



フェンネルウォーター、ひのきウォーター
レモングラスウォーター、タイムウォーター

 

ひのきは、葉ではなく、材を使用していますが、
文献によると、葉からとれる精油は、興奮作用があり、
材からとれる精油は、鎮静作用があるとのこと。

 

ひのきの精油によるアンモニア脱臭率は97%以上
脱臭剤としても使用。

 

ハーブウォーター(ハーブ蒸留水)の成分は、
精油とは大幅に異なるので
精油と同じ効果があるかは不明とされていますが、
テルピネン-4-オールによる抗炎症作用が期待されるとありました。

 

レモングラスウォーターは、抗炎症、疲れを癒やす、
肌に対するアストリンゼント効果

 

精油に比べると濃度が低いが故に
抗菌効果は期待できないまでも
使いやすいという利点で、
多様な使い方ができるところが
ハーブ蒸留水の魅力ですね。

 

家庭でできるコンパクトな
減圧蒸留/水蒸気蒸留法の「カプセル蒸留」
をいろいろなハーブで楽しんでみてください。

 

暮らしが楽しく豊かに
そして自分を家族をごきげんにする一助となりますように・・



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