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2015年08月18日

【精油の化学】精油の中の悪臭成分2

【おすすめの本】 【アロマ関連】

aromatopia130

aromatopia(アロマトピア)
アロマテラピーと自然療法の専門誌

 

 

第130号の特集は、
「女性のためのアロマテラピー」

 

月経困難症、生理不順、
不妊症、更年期障害の女性を
サポートするアロマセラピー、
マタニティーケア、緩和ケア、
末期乳がん・子宮がんへの
トリートメントケア
など。

 

中でも私自身、手術経験がある
「子宮内膜症と卵巣嚢腫へのアプローチ」は、
紹介されていた症例を興味深く受け止め、

 

自己治癒力を引き出す手助けとなる
精油と施術を改めて見直した次第です。

 

さて、前号に続き、長島司先生の
「精油の中の悪臭成分」その2
サイエンスで語る精油雑学
シリーズ連載もはずせません。

 

 

今回は、「脂肪酸類」、「芳香族酸類」
パクチーやカメムシなどの
イメージの香り「アルデヒド類」について
触れられていました。

 

 

【脂肪酸類】
炭素数とにおいの関係
(炭素数多い➠においは弱くなる。)
不快と感じるにおいは、
炭素数4~10程度の脂肪酸だそうです。

 

⦅酢酸⦆や⦅酪酸⦆
刺激臭、チーズ臭ですが、
精油にフル-ティーニュアンスを

与える役割などについて
解説されています。


 

⦅イソ吉草酸⦆
眠りのハーブといわれるバレリアンに
含まれているにおいで、
よく不快臭の代表といわれますが、

 

長島先生は、
「暑い夏に終日はいていた

靴下のようなにおい」
と表現されていて


 

まさに!
あまりのリアルさに

鼻をつまんでしまいそうでした。

 

そんなにおいが、
リンゴ、グレープ、ピーチなどの
フルーツには欠かせないとか!!

 

先生の記述にもありましたが、
リンゴジュースを作った後、
 

洗って乾燥させたジューサーに
バレリアンの香り・・・
思い当たる節があります。

 

【芳香族酸類】
バルサム調を演出する化合物

⦅3-フェニルプロピオン酸⦆

高濃度:動物の毛や毛皮のにおいを連想
低濃度:甘く厚みのある香りになるそうで

 

和の香りの代表「沈香」の香りに
とても重要とのことでした。

 

⦅桂皮酸⦆

高濃度:動物的な不快臭
低濃度:軽快なシナモンの香り
バルサム系やフローラル系の精油に
含まれるそうです。

 

【アルデヒド類】
カメムシ、パクチー
加齢臭のノネナール!!

 

これを巧みに使って女性らしさを
表現し、名香シャネルNo.5を生み出した
エルネスト・ボー

 

加齢臭とシャネルNO.5が
紙一重!?

 

芸術的感性があってこそ
生み出された名香

 

 

一方、カメムシのにおいに代表される
アルデヒド類⦅デカナール⦆は、
低濃度ではシトラスのピール感を
演出するものだそうですが

 

悪臭と芳香は、一体!!

 

ということを思い知らされます。

 

「それぞれが絶妙なバランスで
精油の香りができている。」

 

 

profile-mini205

精油は、植物から抽出されますが
その植物は、自然界にあり、
自然は、地球を形成しているもの。

 

そんな地球のバランス。

 

それは誰が計算したわけでもなく
そこに生まれたときから
絶妙な組み合わせと比率による
バランスでできていて
それが一定に保たれていること。

 

改めて思い起こさせていただいた
先生の記事でした。

 

私たち人間も
植物の香り成分に負けず
悪臭、芳香を放ちながら
絶妙のバランスで組み合わさっているもの。

 

そんな「自分」というものに
自信をもって
生きていきたいですよね。

 

あっ、また植物のありかたから
勇気をもらっちゃいました♡

 
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