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2013年09月10日

【薬草ハーブの本】ハーバル・メディシンメーカーズ・ハンドブック

【おすすめの本】 【石けんとコスメの本】 手作りコスメ・石けん学

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THE HERBAL
MEDICINE-MAKER'S
HANDBOOK

A Home Manual
by James Green,Herbalist author of The Male Herbal


 

薬草ハーブの本

 


著者のジェームス・グリーンは、
Simplers Botanicals という良質ハーブを使った
化粧品会社の創設者。


 

 

そんな著者らしい
抽出液の種類(ワイン、酢、グリセリン、油など)や
抽出成分によってハーブによる漬け込み方の違い、
ブレンドの仕方などが細かく掲載され


 

 

家庭の中で、ハーブをお薬のように?
利用するやりかたや
スキンケア、ボディケア法に至るまで
盛り沢山な1冊です♪♪


 

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ハンドメイドソープアドバンスコースの
Lesson6「ハーブの会」 では、
ハーブインフューズオイルの石鹸を作るのですが、


 

第1期生は、「冷浸法」・「温浸法」、
「ウルトラ抽出法」という
3種の抽出法とその他、水溶性成分抽出、
石けん作りへの応用を学んでいただきました。


 

第2期生以降は、Prof.長島メソッド
LLi抽出法も盛り込んでいます。


 

 

その中で出てくる、
「ウルトラ抽出」って
正式名称ではなく、
石けんづくりされる方々
(ソーパーさん)の間で広まった造語。


 

ちょっと前までは
石鹸作り、皆さん独学でやられていて
(私もそのひとり)
ネット上で情報交換しながら

 

共に学びあっていたんです。

 

P.197に掲載されている
National Formulary Ⅳ(1916)Method


 

この手順に従い、
最初にアルコールとアンモニアで
水溶性及び油溶性成分を抽出、


 

次にオイルを加え、短時間で効率的に
油溶性成分を抽出するというやり方を、


 


ある石鹸ブロガーさん(ネロリさん)が
「ウルトラな方法だ!」と発したことから
「ウルトラ抽出法」(ウル抽)という
名称が誕生したんだそうです。


 

(Taoさんこと小幡ゆきこさんが
まだアメリカにいらした頃、
教えていただきました。
こんなに一般的に広まってすごいですね!)


 

National Formulary Ⅳ(1916)Method


 

*乾燥ハーブ100g (粗挽きのパウダー状にしたもの)
*アルコール100ml (190-proofエタノール)
*アンモニア水2ml
*セサミオイル1000ml

 

1.ハーブをあらかじめミックスされたアルコール&アンモニア水に素早くまぜこむ。
2.ガラス容器orエナメル加工されたスチール容器にいれて6時間浸出させる。
3.2.にセサミオイルを注ぎ、ミックスしたオイルの温度が華氏120~140度の間で
 容器の蓋をあけて、アルコールとアンモニアが飛ぶまで湯煎をかける。
4.ミキサーにかけ、オイルを濾過し、ハーブをこす。

 

これが、ウルトラ抽出法の起源ですが、
実際には、アンモニア水を入れずに作っています。

 

エタノールで十分、成分が抽出されるので、
アンモニア水は何のために使うのか?
疑問に思うところ・・・。

 

 

本で、触れられている記述もなく
この件に関しては、
迷走したままです。

 

 

アンモニアを入れることによって
エタノールだけよりも
抽出効率が上がるのかなぁ・・・
 

 

または、アンモニア水を加えることでアルカリ性にして、
ハーブの種類によっては色を変化させたり
することができるので

 

(娘が小6の時にやった紫キャベツの実験を
思い出す!紫キャベツのアントシアニンの色の変化で
アンモニア水を入れると緑になったね。)

 

そのての意図か・・・?
(ハーブによっては関係ないけど。)


 

はたまた、熱をかけてアルコールを飛ばす段階で
効率をあげる何らかの作用をするのか・・・?

 

いずれにせよ、エタノールだけで
十分、抽出可能で、アルコールも飛ばすことができるので
(多少、残留エタノールはありますが・・・)

 

ハーブの有効成分を
効率よく短時間でオイルに移すことができる

手法が「ウルトラ抽出法」

 

(Prof.長島メソッドのLLi法は、
このウルトラ抽出を

火を使わずに安全に簡単にできる手法です。)

 

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この本は、amazonでもかなりの高評価(→★★
小さな文字の英語を読むのが苦じゃなければ
ユニークなハーブの使い方も出ていて興味深い!


 

(英文読んでると、眠くなる・・・
スラスラとは頭に入ってこないのですが、
数字と単語を追うと、ちょっと概要がつかめたりするので
キッチンファーマシーワールドにスイッチ切り替わって
楽しめると思います。)


 

urutora

こちらは、生徒さんの作品ですが、
あらかじめ私の方で抽出オイルや
トップに飾る薔薇を作って

 ご準備させていただきました。
(1期生の時のみです)


(現クラスの方がたには、
ご自身でやっていただいています。

チョットスパルタチックになってます^^!)

 

生薬の ”紫根” を使って
ウルトラ抽出で出した色。


 

濃厚な成分も期待できそうです♪

 

 
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