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2016年06月04日

【石けん学】石鹸の泡って何?

手作りコスメ・石けん学



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恋する石けんは、
アロマテラピーの考え方を
ベースに、

 

自分を含めた使う人のことを
まるごと見つめて(ホリスティックに)作るから
「恋する石けん」と呼んでいます。

 

そのための
基礎知識(キッチンにある材料で
各ご家庭の味なる石鹸作り)を
お伝えしているのが、
「恋する石けんメソッド」

 

そんな恋する石けんを
受講くださっている方からの
ご質問です。

 

「石けんの泡って
なんですか?」


 


 

まず、石鹸の泡に限らず、
「泡」ってどういうときに
できるのでしょう。

 

ただの水をパシャッ、パシャッと
激しくかき混ぜてみました。
(物理的力)↓


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こんな風に↑気泡ができますね。


 

 

 

でも、この状態は維持されることなく、
すぐに消えてしまいますね。
(普段の生活の中で
よく目にされていると思います。)

 

これは、
「液体の表面張力」という
概念で説明できます。
液体の表面張力は、
1番安定した表面の状態を
常に保とうと働く!

 

【表面の安定度】

泡がたっている状態泡がたっていない状態

泡がたっていない方が
表面が安定するので、


 

表面張力が働き、
泡を打ち破って平らになる。

 

恋する石けん®︎入門コースの
Lesson1で
石鹸は、界面活性剤である
ということ、

 

またそれは
界面が存在する
油と水を例にあげれば

 

その界面の性質をかえて
油と水を混じりあわせるもの。
であるとお伝えしています。

 

つまり、
界面活性剤は、
表面張力を弱める働きがある。

⬇️⬇️⬇️



表面張力が弱まるということは、
水面に泡がたっても
それを破って、真っ平らな
状態(安定)に戻ろうとする
力が弱くなる。

ということ。


 

では、石鹸などの界面活性剤が
水にとけていれば
泡ができるのでしょうか。


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10omlのお湯にピンククレイの石鹸を
(左)大さじ1と(右)小さじ1/4
を溶かしたもの。


 

ただ溶かしただけでは、
泡はほとんどみられません。





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ペットボトルに入れて、
10回ずつふりふりしてみました。


 


しっかり角がたった濃厚な
泡ができました。


 


これは、


石鹸水という液体の中に
空気がとりこまれ、
できた気泡。

 

「フリフリする」ことで
攪拌という物理的な力を加えたこと
によるものです。

 

これらがたくさん集まることによって
安定したフォームのような泡に
なります。

 

 

これこそが「石鹸の泡」として
私達が認識しているもの。

 

 


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【30分後↑】

 




シュワシュワとゆっくり泡が消えていく音。
液体の表面張力が弱いので
元に戻る時間がかかります。

 




(左)大さじ1の石鹸
(中)小さじ1/4の石鹸
(右)耳かき1程度の石鹸が入ったお湯


 


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【1時間後↑】


 

1時間後には、右
すっかり泡がなくなりました。

 

 

このことから、
泡が出るためには、
水の中に十分な石鹸が
溶けていること


 

なおかつ
石鹸水の中に
十分な空気をとりこめるぐらい
の物理的な力が必要だということが
わかります。
まとめ▼

「石鹸の泡」とは何か・・・?


  


「石鹸+水」という液体の中に
空気がとりこまれたもの。






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皆さんで、泡遊びしながら(笑)
ティータイムの食器を
洗ってくださった場面。
(自宅教室にて)

______________________


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