【国産ラベンダーと蒸留】ファーム富田にて


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うちの娘の自由研究は、ラベンダーに決まりました!!
ママ、がんばります。(あれっ?^^;)

 

ラベンダーは、草のように思えますが、
実は、「木」。

 

シソ科の仲間で、
1年中緑の葉をつけている
小さな低い木です。

 

 

富良野のラベンダーのふるさとは、
南フランスのプロヴァンス地方。

 

日本に、もともと生息していたものではなく、
プロヴァンス産を何年もかけて、
富良野に根付かせたもの。

 

 

富良野の冬は、
気温がマイナス30度まで下がり、
凍りつくような日が続きます。

 

ラベンダーは寒くないのかな?
大丈夫なのかな?って心配になりますよね。

 

でも大丈夫

 

冬は雪の下で眠っています。
雪がラベンダーをお布団のようにふんわりと包んで
冷たい雪の外気から守ってくれるそうです。
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 ファーム富田のラベンダー蒸留器


今がまさに旬のラベンダー
毎日フル稼働で、オイルを蒸留しています。



60kgのラベンダーから
約200~300ccのオイルが
採取できるそうです。

 

 

ラベンダーに限らず
多くの精油がこのような
水蒸気蒸留法という方法で採取されます。

 

(植物によっては熱と水にさらされることで
本来の香りや成分が失われるため
この方法に適さないものもあります。)

 

刈り取ったラベンダーを
左の窯の中いっぱい詰め、

 

窯に入っている水を沸騰させたり、
下から高温の水蒸気を送り込んだりすると

 

精油が植物から遊離して気化し、
水蒸気とともに上昇します。



それを冷却管に通して、
冷やすと精油が混入した液体になります。




精油は、水よりも軽く、
水に溶けないために精油と水が分離して
精油だけを採取することができるんです。

 

精油と分離した水を
芳香蒸留水 と呼び、
化粧水などの利用されます。

 

水溶性の芳香物質や微量の精油が
溶け込んでいて、
利用価値が高く用途もいろいろ。

 

 

以上は現代の蒸留システムですが、
少し歴史をさかのぼってみましょう。

 
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アランビック蒸留法

 

アラビアの錬金術師たちが
最初に編み出したシステムです。

 

現代のシステムの原型となったもので、
その原理はほぼ同じ。

 

異なることは、原料となるラベンダーと一緒に
水も窯に入れてしまうこと。

 

ラベンダーが最初から
水にさらされた状態になってしまうこと。

 

 

窯を直火で加熱し、温度の上昇に伴い、
ラベンダーの揮発成分を蒸発させ
上昇してきた蒸気が上部の円頭部分で
気温の変化により水滴となる。

この水滴は管を伝わって
外の受け器に入る。

この蓄えられた液体のうち
軽い油は上部へ浮き、
水と油の分離がおこるため
容易にオイルのみを得ることが可能

 
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【左上】 1840~1880フランス
水蒸気蒸留法
【右上】 1880 フランス
直接蒸留法
(アランビック蒸留法とほぼ同じ)

【下段左右2枚】
1940年頃のラベンダーオイル貯蔵槽

 

アロマ検定を受けられる方は、
オイルの採取法の知識も
学習範囲ですね。

 

歴史も含めて、
ご参考になれば幸いです。

 


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