【11月のイベント報告】フランスオーガニック精油の製造現場から


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フランスオーガニック精油
フロリハナ蒸留所 オーナー夫人
デュラント睦子さんをお迎えして
教室で使用している
フロリハナ精油のお話会を開催しました。

 

【目的】

教室で使用している フロリハナ の精油について
その製造側のお話をうかがえる機会は、
本には、かかれていない、
自然相手の植物から採取する精油のことを
深く知ることにつながります。

 

・蒸留所のあるコーソール地方の環境
・そこに生息している ワイルドラベンダーのこと、
・香り体験
・オーガニックについて。
・フランスでのメディカルな使い方や
実際の処方箋のこと

 

また、私も含めみんなの疑問を解決できる
質問の場にしたいと企画しました。

 

・・お話会ピックアップトピック・・

【メディカルグレードは存在しない!?】

フランスでは、2007年の法改正によって
それまで保険適用だった精油の処方治療が、
保険がきかなくなり、

 

現在は、精油を処方できるところが
6件しかないそうです。

 

「メディカルグレードの精油」
という言葉がありますが、
「オーガニック」の精油を
メディカルに利用すれば
「メディカルグレード」といえるし、

 

食品(飲用も含め)に利用すれば
「食品グレード」といい、

 

大切なのは、 オーガニック認証を
受けているかいないか。

 

それ以上の特別なものは
ないとのことでした。

 

つまり、精油の品質は、
「メディカルグレード」
という言葉ではなく、

 

「オーガーニックか
そうでないか」
が1番大切で、

 

知識をもって、
積極的に使うのであれば 重視するのは、
そこなのだと気づかされました。

 

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【栽培種のラベンダーと
ワイルドラベンダー】

 

フロリハナのあるコーソール地方
(グラースからほど近い自然豊かな高原)

 

コーソールとはカルキという
語源からきていて

 

カルキ石がゴロゴロしているような 岩場に
たくましい姿で原生しているラベンダーの
スライドを拝見しました。

 

(こんなゴツゴツの岩場で!?
冬はー27度!?うそみた~い!!)

 

水はけのよいアルカリ性の土地
14~15年で収穫率が下がるので
5~6年、7~8年で
新しい苗に するのだそうです。

 

標高1800mまでのラベンダー
採取にいけるのは、1200m~1500m

 

ブルーばかりでなく、赤やピンク、
白、みどり!!

 

ワイルドラベンダーは、
さすが雑種です。

 

ラベンダーについて
本にかかれているのは、
標高が高いほど 酢酸リナリル
(鎮静効果が知られている成分)
量が多いとされていますが、

 

1200mと1500mの
酢酸リナリル量をはかってみて、
実際にはほとんど変わらない結果が
フロリハナでは出ているそうです。

 

また、乾燥している年のほうが
酢酸リナリル量が 多い傾向に。

 

 

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フロリハナのラベンダー蒸留法】

ラベンダーの精油は、
普通は、フローリングトップといって
葉つきの花を蒸留するのですが、

 

フロリハナのラベンダーは、
「花」のみを蒸留しているそうです。

 

蒸留の採油率
花だけ 1.2%
フローリングトップ 0.6%
香りの違いを比べて 盛り上がりましたね♪

 

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【古くなったスイートオレンジ
精油の香り】

スイートオレンジのフレッシュなもの、
古くなったもの、
時期別に3つの香りの違いを比べる。

 

「この古いほうの香り、
よくどこかの店頭で売ってるような
なじみのあるにおいじゃない?」
なんて、言葉も聞こえました。

 

アロマテラピーとして
精油を使用するのであれば
精油本来の香りをしっかり
覚えておきたいですね。

 

一方で、精油には、
古くなればなるほど 芳香を放つものもあります。
精油の保存期間についても 言及くださいました。

 

【その他 雑記】

・・ヒソップのこと・・
*乾燥させないと精油は出てこない。
(ストレスを与える)
*ヒソップofficinalisとカンファーは
簡単に手に入るけれど、
シネオールは、山にとりにいく。
*蒸留時間は、早く、15分から20分で精油がではじめる。
(長いものでセントジョーンズワート7~8時間)

 

・・パチュリのこと・・
*乾燥させないとシソの香りになる。
(糖がついていると香りが出てこない。
発酵させることで 糖が切り離される。)

 

・・ラバンジンのこと・・
*ラティフォリア(父)xアングスティフォリア(母)
*自然のラバンジンは、何億分の一
*リナロール、酢酸リナリル高いのは、”スーパー”
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・・遮光瓶のこと・・
*みどりはコンパウンド UVカット率低い。
*アンバー>ブルー>グリーン
*フロリハナの遮光瓶は65%遮光
以前は、99.9%のものを使用していたが、
瓶の工場がなくなってしまったため、
65%の方になった。
そのため、アルミの缶に入れている。
* アルミ缶のふたに穴があいているのは、
精油が窒息しないように。

 

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【御礼】

デュラント睦子さん、
遠方のところ、ご足労いただき、
貴重なお話をしてくださいまして
ありがとうございました。

 

ご参加くださいました生徒様、
石けん教室Huaの三浦節子さま
ありがとうございました。

 

また当日、ご参加できなかった方にも
この記事で概要が伝わりましたら幸いです。
得ていただけるものが ありすように。
(生徒さんの記事も合わせて→★★

 

最後に、
いつもお世話になっております
明治大学の大先輩
精油・香料専門家の長島司先生

 

デュラント睦子さんとの
ご縁をつないでいただき、
また、当日は オブザーバーとして
ご参加いただきまして
ありがとうございました。

 

心より感謝をこめて。

 

暮らしアロマの専門家
末吉真由美

 

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