アンバーグリスの香り


 

アンバーグリス

香料精油専門家として生活の木各種セミナーでひっぱりだこの
長島司先生をお迎えしての特別講座第一弾!
手作り石けん&コスメ愛好家のための「LLi抽出講座」

 

LLiオイルとは、植物の油に溶けやすい成分を液体同士の性質を利用して
植物油に簡単に移行させインフュージョンオイルを作る製法で
植物の有効成分を効果的に抽出できます。

 

ローズマリーやターメリックなど多くのスパイスやハーブから
自分の目的に合った有効成分を抽出して
手作りの石けんやコスメに応用できる
長島先生考案の画期的な方法です。

 

そんな講座の始まる前に・・・
とても希少な高木と香料の香りをを”きかせて”いただきました。

<沈香> >写真/右

沈香樹に傷、その他の原因である種の刺激が加えられると、
その部分に樹脂分が沈積して沈香になるらしい。
”伽羅”は、沈香の特に上質のものを区別して呼ぶ名称。

 

「そのままでは香気は弱いが、熱するor燃やすと強い芳香を放つ」
とwikiには記されているけれど十分な香気を感じました。
ベンジルアセトン、高級アルコール、テルペンなどからなる樹脂を
約50%含むそうです。

 

薬用:ぜんそく、嘔吐、腹痛、腰やひざの冷え。
鎮静、疲労回復。

 

<アンバーグリス (龍涎香りゅうぜんこう)>写真/中央
クジラの腸内にできる結石。

 

幻の香料といわれるほど希少価値があるもので、
実際に目にしたり、香りをきけることは普通はまずないことなので
とってもラッキー☆

 

官能的でなんともいえないウットリするような香りでした♡
「うわぁ~!いい香り~」って第一声!

 

イカを常食とする抹香鯨の体内にイカのくちばしが蓄積し、結石となり、
胆汁や胃液などでこの不消化物を包み、体外へ排出されます。
この塊が “灰色の琥珀”=アンバーグリス。

 

長い年月海上を 浮遊している間に
日光と海水や空気と微生物により異臭が除かれ、
黒褐色から灰色の蝋状の塊となり、芳香を放つそうです。

 

構成成分の大部分は、ステロイドの一種コプロスタノール、
トリテルペンの一種アンブレイン。

 

アンブレインの含有量が高いものほど高品質とのこと。
神経や心臓に効果のある漢方薬としても
使用されていたとか。

 

<サンダルウッド (白檀)> 写真/左

インドのマイソール地方で産するサンダルウッドが最高品質。(老山白檀と呼ばれる)
初めは、独立して生育し、後に吸盤で寄主の根に寄生する。
雄雌異株で周りに植物がないと生育しないので、栽培は大変困難。
インド政府によって伐採制限・輸出規制があるこちらも貴重な香木です。

 

蒸留して得られるサンタロールには、殺菌作用、利尿作用があり、
気分的に胸のつかえをとり、爽快感を与えるとされている。

 

なんて上品な香りなんだろう・・・

・・・長島先生の主な出版物・・・

『ハーブティー その癒しのサイエンス』 フレグランスジャーナル社(2010)
『沈香を中心とした最近の植物精油の研究』 Fragrance Journal 73(1985)
『Manuka oil その化学とアロマテラピーへの応用』 aromatopia No.67(2004)
『手作り石鹸を化学する』 aromatopia No.77(2006)
『化学で知るハーブティーの魅力』 aromatopia No.94(2009)
『シンガポール植物園で出会った花の香り』 aromatopia No.97(2009)

 


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